キーパーを始めた子へのサポート|保護者ができること
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キーパーを始めた子へのサポート
キーパーは、ミスがそのまま点になる、たったひとりのポジションです。
始めたばかりの数か月をどう過ごすかで、そのあと長く続けられるかが変わります。
ご家庭でできることをまとめました。
まず知っておいてほしいこと
キーパーは、フィールドの選手とはまったく違う経験をしています。
- 失点が目に見える ほかのポジションのミスは流れの中で消えますが、キーパーのミスは点数として残ります。
- ひとりだけルールも道具も違う 手が使えて、服も違う。チームの中で「特別」な立場です。
- そのかわり、育つものが大きい 全体を見る目、声を出す力、こわくても前に出る勇気。どれも一生の力になります。
この特別さを、ご家族が知っているだけで、子どもはずいぶん楽になります。
試合のあと、どう声をかけるか
いちばん大切な場面です。失点した日は、子ども自身がすでに十分に落ちこんでいます。
- 「今日いちばんうまくいったのは?」止めたプレーや、前に出られた場面から話を始めます。
- 「こわかった?」気持ちを言葉にできると、こわさは小さくなります。
- 「次はどうしてみる?」反省ではなく、次の行動に目を向けさせる質問です。
反対に、こういう言葉は力を奪ってしまいます。
- 「なんで取れなかったの」答えられない質問です。子どもは黙るしかありません。
- 「キーパーなんだからしっかり」責任だけが重くなります。
- ほかの子と比べるキーパーは1チームに1人。比べられるとにげ場がありません。
ポイント技術のことはコーチに任せて大丈夫です。ご家庭では「見ていたよ」を伝えるだけで十分です。
ボールをこわがるのは当たり前
飛んでくるボールに向かっていくのは、本来こわいことです。こわがるのは、その子が弱いからではありません。
こわさは「大丈夫だった経験」の数で減っていきます。おうちで手伝えるなら、次の順番がおすすめです。
- やわらかいボールから少し空気を抜いたボールや、やわらかいボールを使います。
- 近い距離で、ゆっくり1〜2メートルから、下からトス。とれたら必ず「ナイスキャッチ」と言ってあげてください。
- 少しずつ強く、少しずつ遠く10回のうち8回とれるくらいの強さを保ちます。とれない強さにすると、こわさがもどります。
道具と体のこと
- 手に合うグローブを用意する 大きすぎるグローブは、ボールの感覚をうばい、指を痛める原因になります。くわしくは年代別グローブの選び方をご覧ください。
- ひざと腰を守る キーパーは何度も倒れます。長いパンツやパッドがあると、痛みへの不安がへって思いきり飛べます。
- 痛みが続くときは休ませる 手や指、首や腰の痛みが続くときは、無理をさせず、医療機関で見てもらってください。
- お手入れを一緒にやる 道具を大切にする習慣がつきます。洗い方はこちらの記事にまとめています。
記録を残すと、成長が見える
キーパーは結果が「失点」で語られがちですが、本当の成長はそこには出ません。その日にできたことを書き残しておくと、1か月後に読み返したときに前に進んでいるのがわかります。
書き方はGKトレーニングノートの書き方で紹介しています。親子で一緒に読める内容にしています。
「やめたい」と言われたら
まず理由を聞いてください。「こわい」「責められた」「楽しくない」のどれなのかで、対応は変わります。
こわさなら、上に書いた順番でやわらげられます。責められたのなら、コーチに相談する価値があります。楽しくないのなら、ほかのポジションを試すのも悪い選択ではありません。
おぼえておいてくださいキーパーをやった経験は、どのポジションに移っても消えません。全体を見る目と、最後の一歩で逃げない気持ちは、その子の中に残ります。
私たちはキーパーを応援しています
手に合うグローブは、思いきったプレーの助けになります。いくつかの質問に答えるだけで、合うモデルがわかります。